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個人ホームページにAWSは高い?EC2・Lightsail・ロリポップの費用を徹底比較【2026年版・円換算付き】

個人ホームページにAWSは高い?EC2・Lightsail・ロリポップの費用を徹底比較【2026年版・円換算付き】

「AWSで個人サイトを作ってみたい」と思ったとき、気になるのが毎月いくらかかるのかという問題です。クラウドは便利そうだけど、請求が青天井になりそうで怖い——そんな不安を持つ方のために、1ドル=160円換算でリアルな費用をまとめました。EC2・Lightsail・ロリポップとの比較、そして意外と見落としがちな費用まで、まるごと解説します。

目次

そもそも選択肢は大きく3つ

個人ホームページのホスティングを考えるとき、主な選択肢は以下の3パターンです。

  • AWS EC2:AWSの仮想サーバー。自由度が高い分、設定と費用管理の手間がかかる
  • AWS Lightsail:AWSが提供する「かんたんVPS」。月額定額で使いやすい
  • レンタルサーバー(ロリポップなど):国内の共有サーバー。安くて管理不要

① AWS EC2の費用(個人サイト想定)

EC2はパーツごとに課金されるため、合計金額が見えにくいのが特徴です。個人の小規模サイトで最低限必要な構成を見ていきましょう。

基本の計算(月額)

項目仕様USD/月円換算(×160)
EC2インスタンス(t3.micro)2vCPU / 1GB RAM$7.59約¥1,214
EC2インスタンス(t3.small)2vCPU / 2GB RAM$15.18約¥2,429
EBSストレージ(gp3 / 20GB)ルートボリューム$1.60約¥256
パブリックIPv4アドレス$0.005/時間(常時稼働)$3.60約¥576
データ転送(アウト 10GB/月)月100GBまで$0.09/GB$0.90約¥144

t3.microの最低構成で月額約¥2,200前後から始まります。2026年現在、パブリックIPv4アドレスが固定費として課金される仕様になっており、インスタンスが動いている間はずっとかかります。後述する「見落とし費用」を加えると、さらに上がります。

フリーティアの仕組みが2025年7月に変わった

AWSのフリーティアは2025年7月15日を境に、新規アカウントの扱いが大きく変更されました。

2025年7月15日より前に作成したアカウントは従来どおり、新規登録から12か月間、t2.micro・t3.microの月750時間、EBS 30GBなどが無料になります。ただし12か月後は一切の割引がなくなるため、フリーティア終了後の請求に驚くケースが非常に多いです。

2025年7月15日以降に作成したアカウントは、この12か月の無料枠が適用されません。代わりにFree PlanまたはPaid Planを選択する形になり、最大200ドル分のクレジットが付与される仕組みに変わっています。EC2の利用もクレジットから差し引かれる形となるため、「とりあえず1年無料で試せる」という感覚では使えなくなりました。

チュートリアルや古い記事で「EC2が750時間無料」と書かれていても、2025年7月15日以降に登録したアカウントには当てはまらないため、必ず自分のアカウントの作成日と適用条件を確認してください。

② AWS Lightsailの費用(個人サイトに最適)

Lightsailは月額固定料金で使えるAWSの簡易VPS。EC2と異なり転送量が一定範囲内なら定額で収まるため、個人サイトには予算が読みやすいサービスです。

プランスペックUSD/月円換算(×160)
最安プラン512MB RAM / 1vCPU / 20GB SSD / 1TB転送$3.50約¥560
おすすめプラン1GB RAM / 1vCPU / 40GB SSD / 2TB転送$5.00約¥800
余裕のプラン2GB RAM / 1vCPU / 60GB SSD / 3TB転送$10.00約¥1,600

WordPressなら$5(約¥800)のプランで十分動きます。Static IPも無料で付与され、SSL証明書(Let’s Encrypt)を自分でセットアップすれば費用ゼロです。

ただし、スナップショット(バックアップ)は$0.05/GB/月の追加費用がかかります。また、転送量がプランの上限を超えた場合は超過分のみ追加課金されます。

③ ロリポップ(国内レンタルサーバー)の費用

国内の共有サーバーはとにかく安くて管理が楽です。ただし、ロリポップ2026年1月5日に全プランで価格改定を実施しており、以前の情報とは金額が異なります。

プラン月額(12か月契約)月額(36か月契約)WordPress
エコノミー¥231¥121
ライト¥539¥330
スタンダード¥957¥605
ハイスピード¥1,045¥660◯(高速)

全プランSSL証明書は無料です。ハイスピードプランを12か月以上・自動更新で契約すると、独自ドメインが2つまで永久無料になる特典があります。ドメイン代が年間で数千円かかることを考えると、長期運用ならハイスピードプランがコスパ良好です。

なお、ライトプランやスタンダードプランはWebサーバーにApacheを採用しているため表示速度が劣り、WordPressを本格運用するならLiteSpeed採用のハイスピードプラン以上を選ぶのが現実的です。

見落としがちな費用一覧

ここが本記事の肝です。AWS・ロリポップどちらを使う場合でも、本体サーバー代以外にかかる費用があります。

AWSを使う場合の見落とし費用

項目USD/月円換算よくある落とし穴
パブリックIPv4アドレス$3.60約¥5762026年現在は固定費として課金。EC2が動いている間はずっとかかる
Route 53(DNS)$0.50〜約¥80〜ホストゾーン1つで$0.50/月固定。クエリ数が増えると加算される
Elastic IP(未割り当て時)$3.60約¥576インスタンス停止中に紐付けが外れると課金。停止中は必ず解放を
EBSボリューム(停止中も課金)$1.60〜約¥256〜インスタンスを止めてもEBSストレージ代は止まらない
CloudWatch(ログ・監視)$0〜$3¥0〜¥480ログ保存量によって変動。放置するとじわじわ増える
S3バックアップ$0.025/GB/月10GBで約¥40バックアップ世代を残しすぎると容量が積み上がる
データ転送(アウト超過)$0.09/GB1GBで約¥14月100GB超えると課金。画像の多いサイトは注意
スナップショット(Lightsail)$0.05/GB/月40GBで約¥320自動スナップショットONのまま放置しているケースが多い
NAT Gateway$0.062/時+転送量約¥2,400/月〜VPC内の複雑な構成にすると追加される。個人サイトでは不要なことが多い

「インスタンスを止めれば費用ゼロ」は誤解です。EBSストレージ・Elastic IP(未割り当て)・スナップショット・Route 53・パブリックIPv4アドレスは、EC2を停止していても課金され続けます。AWSのBudgetsアラートを必ず設定しておきましょう。

レンタルサーバーの見落とし費用

項目目安備考
月払い契約の割高感年払いの1.5〜2倍ハイスピードの月払いは1,430円。36か月契約660円と2倍以上の差がある
ドメイン費年間¥1,500〜¥2,500ハイスピード12か月以上なら2つまで永久無料。それ以外のプランは別途必要
WordPressテーマ¥10,000〜¥20,000(買い切り)SWELLなど国産有料テーマは¥17,600前後
有料プラグイン¥1,000〜¥5,000/年バックアップ・SEO系プラグインなど
バックアップオプション¥110〜¥330/月エコノミー・ライト・スタンダードでは自動バックアップが別料金

3サービス総コスト比較(月額・年間)

個人ブログ・ポートフォリオサイト想定で現実的な費用を試算しました。

サービス構成月額概算年間概算
AWS EC2(t3.micro)EC2+EBS+IPv4+Route 53+転送量約¥2,500〜¥4,000約¥30,000〜¥48,000
AWS Lightsail($5プラン)定額+スナップショット+ドメイン約¥1,200〜¥1,800約¥14,000〜¥22,000
ロリポップ ハイスピード(12か月)サーバー+ドメイン無料特典あり約¥1,045約¥12,540
ロリポップ ハイスピード(36か月)サーバー+ドメイン無料特典あり約¥660約¥7,920
ロリポップ スタンダード(36か月)サーバー+ドメイン別途約¥605+ドメイン代約¥9,800〜¥12,000

※AWSはフリーティア終了後・または2025年7月15日以降の新規アカウントの価格です。

結局、個人サイトならどれを選ぶべきか

コストを最優先にするならロリポップ ハイスピードの36か月契約が現実的な最安です。月660円でWordPressが動き、ドメインも2つまで無料になります。

AWSを学びたい・ポートフォリオに書きたいなら、LightsailがベストのAWS入口です。EC2よりシンプルで定額なので、請求が読めます。

EC2を選ぶ理由があるとすれば、負荷分散(ALB)・RDS連携・Lambda組み合わせなど、スケールアップを前提とした構成を学ぶときだけです。個人の静的サイトやWordPressブログにEC2は完全にオーバースペックであり、費用面でも割高です。

まとめ

AWSは「高機能=高コスト」の代名詞ですが、Lightsailなら月800〜1,600円で個人サイトを賄えます。ただし、ドメイン・Route 53・スナップショットなど付随コストを加算すると、レンタルサーバーより割高になるケースが多いです。

ロリポップは2026年1月の価格改定で値上がりしましたが、それでもハイスピードプランの36か月契約は月660円とコスパ最強クラスです。ドメイン無料特典も加味すると、個人サイト・ブログ用途ではまだ国内最安水準です。

「WordPressでブログを書きたいだけ」ならロリポップ ハイスピード、「AWSのスキルを身につけたい」ならLightsailから始めることをおすすめします。クラウドを使う場合は、AWSのBudgetsアラートを設定して想定外の請求に備えることを忘れずに。

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