GitHubはターミナルやコマンドを使わなくても、ブラウザだけで十分活用できます。この記事ではGitHubアカウントがあればすぐにできる、プライベートリポジトリの作成・ファイルのアップロード・README.mdの編集までの手順を解説します。
この記事でできるようになること
- 他人に見られないプライベートリポジトリを作れる
- ブラウザからファイルをアップロードできる
- README.mdにコマンドや説明を書いておける
- コミット履歴でいつ何を変更したか記録できる
GitHubの容量制限
GitHubにファイルをアップロードする前に容量制限を確認しておきましょう。
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ファイル1個の上限 | 100MB(超えるとアップロード不可) |
| リポジトリ全体の推奨上限 | 1GB(超えると警告メールが来る) |
| リポジトリ全体の最大 | 5GB |
| 料金 | 無料(容量超過でもお金はかからない) |
WordPressのAll-in-Oneバックアップファイルは数百MB〜数GBになることが多いため、GitHubには向いていません。テキストファイル・CSSファイル・スクリプトなど軽いファイルの管理に使うのがベストです。
| GitHubに向いているもの | GitHubに向いていないもの |
|---|---|
| WordPressのCSS・functions.php | All-in-Oneバックアップファイル |
| Pythonスクリプト・シェルスクリプト | 画像ファイル(大量・高画質) |
| 設定ファイル(.json・.ymlなど) | 動画ファイル |
| メモ・記事ネタ(.mdファイル) | WordPressのメディアフォルダ丸ごと |
STEP1:プライベートリポジトリを作成する
リポジトリとはGitHub上のファイル置き場のことです。Publicにすると誰でも見られる公開リポジトリ、Privateにすると自分だけが見られる非公開リポジトリになります。バックアップや個人スクリプトの管理にはPrivateを使います。
- GitHubにログインして右上の「+」をクリック
- 「New repository」をクリック
- 以下の通りに設定する
| 項目 | 設定値 | 説明 |
|---|---|---|
| Repository name | 任意(例:blog-backup) | リポジトリの名前。後から変更可能 |
| Description | 任意 | リポジトリの説明。省略可 |
| Public / Private | Private | 非公開にする場合はPrivateを選択 |
| Add a README file | チェックを入れる | 説明ファイルを自動生成する |
| Add .gitignore | なし | 今回は不要 |
| Add license | なし | Privateリポジトリなので不要 |
- 「Create repository」をクリック
リポジトリが作成されると、README.mdが1ファイル入った状態で表示されます。
STEP2:ブラウザからファイルをアップロードする
ターミナルを使わなくてもブラウザのドラッグ&ドロップでファイルをアップロードできます。
- リポジトリ画面の「+」ボタンをクリック
- 「Upload files」をクリック
- アップロードしたいファイルをドラッグ&ドロップ(複数ファイル同時にアップロード可能)
- 画面下の「Commit changes」セクションで説明を入力する
Commit changesの入力欄の意味
| 項目 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 1行目(タイトル) | 変更内容の要約。後から履歴を見たときにわかりやすい名前をつける | 「自動投稿スクリプトを追加」 |
| 2行目(Extended description) | 詳細な説明。実行コマンドや注意事項を書いておくと便利 | 「cd ~/Desktop/folder && python3 script.py」 |
| Commit directly to the main branch | そのままmainブランチに保存する(今回はこちらを選択) | – |
- 「Commit changes」ボタンをクリック
アップロードが完了するとリポジトリにファイルが追加されます。ファイル名の横にコミットメッセージが表示されるので、後から何を追加したかがすぐにわかります。
STEP3:README.mdを編集する
README.mdはリポジトリを開いたときに最初に表示される説明ファイルです。スクリプトの使い方や実行コマンドを書いておくと、後から見返したときに便利です。
- リポジトリ画面で「README.md」をクリック
- 右上の鉛筆マーク(Edit this file)をクリック
- Markdownで内容を追記する
README.mdの書き方(Markdown記法)
| 書き方 | 表示結果 |
|---|---|
| # テキスト | 大見出し(H1) |
| ## テキスト | 中見出し(H2) |
| ### テキスト | 小見出し(H3) |
| **テキスト** | 太字 |
| – テキスト | 箇条書き |
| “`bash ~ “` | コードブロック(コマンドの記載に使う) |
スクリプト管理用のREADMEの書き方例
## スクリプト一覧
### 自動投稿スクリプト
**ファイル名:** your_script.py
**実行コマンド:**
```bash
cd ~/Desktop/your_folder && python3 your_script.py
```
**説明:**
- WordPressに自動投稿するスクリプト
- 右上の「Commit changes」ボタンをクリック
- ポップアップが出たらCommit messageを確認して「Commit changes」をクリック
コミット履歴の確認方法
GitHubの便利な点は変更履歴がすべて記録されることです。リポジトリ画面の「X Commits」をクリックすると、いつ・どんな変更をしたかの履歴を確認できます。ファイルを誤って削除したり書き換えてしまっても、過去のバージョンに戻すことができます。
まとめ
| やったこと | ポイント |
|---|---|
| プライベートリポジトリの作成 | PrivateにすればS3のように自分だけが見られる非公開の置き場になる |
| ブラウザからファイルをアップロード | ドラッグ&ドロップで簡単。コミットメッセージに実行コマンドも書ける |
| README.mdの編集 | Markdownでスクリプトの使い方や実行コマンドを整理しておくと便利 |
次の記事では、ターミナルからgit clone・add・commit・pushを使ってGitHubを操作する方法を解説します。

